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JCB、非接触IC「FeliCa」搭載の
携帯電話向け多機能決済ソリューションを開発

〜好評「Offica」コンセプトを携帯電話で実現、モバイルの特性を活かした機能も追加〜

2003年12月

 株式会社ジェ−シ−ビ−は、職域向け多機能ICソリューションパッケージ「Offica(オフィカ)」のコンセプト・機能を携帯電話端末に搭載した「モバイルOffica(オフィカ)」を開発しました。2003年12月17日(水)よりNTTドコモが実施する「iモード(R)FeliCaプレビューサービス」に参加し、運用面の課題およびサービス機能拡張の検討を実施してまいります。なお、携帯電話に搭載した非接触ICを活用してのクレジット決済サービスは、直接型・間接型を問わず国内初となります。

 「Offica」は、JCBがこれまでのクレジットカードをはじめとした商品・サービスの開発・運用で得たノウハウに、最近急速に進歩した非接触IC技術を加えることで、近年の危機管理意識の高まりや行政指導・法規制強化によって高まりつつある企業のセキュリティへのニーズに応えつつ、さらなる合理化・利便性向上を実現した上で、企業が潜在的に期待するニーズまで実現可能な多機能ソリューションパッケージとして開発したものです。
 「Offica」は、基本的にJCBブランドのつかない非接触ICカード(非接触ICチップの技術方式には、広く実績ある「FeliCa(※1)」を採用)をベースに、これまでは各企業が個別に導入計画をたてなければならなかった社内キャッシュレス(決済用アプリケーションには、(株)日本ポイントアネックス(※2)が開発したものを採用)、入退室管理、勤怠管理、ネットワーク認証等の各機能を各企業のニーズで自由選択して搭載できます。
 最大の特徴は、社内キャッシュレスシステムが、JCB独自の「ポストペイ(後払い)機能」と「JCBカードリンク機能」の組合せにより社員(=カードホルダー)にメリットを付与しながら運用可能な点です。例えば社員食堂や自動販売機において「Offica」でキャッシュレス利用した代金が、社員がすでに手持ちのJCBカード(「Offica」申込時にあらかじめ登録)にリンクされ、国内外のJCBカード加盟店での利用分と一括して後払い決済できます。現金に比べて支払い所要時間が格段にスピーディになるうえ、プリペイド式電子マネーとも異なり事前にチャージして用途を固定する必要もなく、社内利用分も使った分だけ既保有JCBカードにリンクされるため効率的で、さらにそのJCBカードに付帯するマイレージやポイントサービスの加算対象になる等、社員にとって大変便利で魅力的な決済システムとなります。導入企業にとっても、キャッシュレス化の当然の結果として、現金管理・給与天引き等の事務作業の解消は勿論、プリペイド式電子マネーで必要となるチャージ機の設置・運用コストも不要で、多大な経費削減や業務効率化が実現できます。

 JCBは今般、2003年12月17日(水)より青山・三鷹・大阪・福岡にある自社の各オフィスにおいて、社員約100名に非接触ICチップ「FeliCa」を搭載したNTTドコモのiモード対応携帯電話を配布し、社員食堂や自動販売機などでのキャッシュレス支払い(ポストペイ)および入退館・入退室の管理を実施いたします(2004年7月まで実施の予定)。
 さらに今回JCBが開発した「モバイルOffica」は携帯電話ならではのメリットを活かし、従来のプラスチックカード形態の「Offica」では実現できなかった機能を提供しております。具体的には「JCB社内決済照会」と呼ばれるiアプリ(R)(※3)をiモード携帯電話にダウンロードすることで、従来のプラスチックカードでは別媒体のカードリーダを利用しなければ不可能であった「利用残高」や「利用履歴」の確認を、iモード携帯電話のディスプレイ上で常時可能にしています。さらに将来的には、モバイル通信網を通じてオンラインで与信枠を更新するなど、高い付加価値機能の提供なども検討しております。

 JCBでは、将来の決済機能は、ICチップやIT(情報通信技術)の進歩によって、従来からのプラスチックカード形態にとらわれることなく、携帯電話やPDA(個人情報端末)・キーホルダー等の利用局面ごとで最適な媒体に、ICアプリケーションとして実装され、それぞれの場面で効果的に利用されることで広がっていくと見ています。特に職域等、媒体の配布とインフラ整備が極小化可能なシチュエーションでは、IC搭載媒体のバリエーションはより顕著になると予想しています(国際ブランドクレジットカードのように汎用的な流通性を前提とするスキームでは別途多大な調整が必要)。また携帯電話には決済機能以外にも様々なアプリケーション搭載が想定され、それらのアプリケーションと決済機能を連携させることで、より付加価値の高いサービス提供が可能となると考えており、今般の「モバイルOffica」をはじめとする様々なソリューションを開発、市場に投入していく計画です。

 JCBは今後も、「決済総合ソリューション企業」として、法人・個人を問わずさまざまなお客様のニーズを満たす商品やサービスの開発を積極的に行ってまいります。


(※1)「FeliCa」:
ソニー(株)が開発した非接触ICカードの技術方式 *「FeliCa」はソニー(株)の登録商標です。

(※2)(株)日本ポイントアネックス:
JCBの他、(株)ジェイティービー・(株)UFJカード・ユーシーカード(株)・(株)セントラルファイナンス・(株)ビックカメラ・(株)ビックピーカン等の共同出資により2001年4月に設立した、ICを媒介としてリアル/バーチャル両面で展開する多機能ポイントシステムおよび各種決済システムの運営会社。同社が開発したICアプリケーションは、業態を問わず参加企業を募る全国的な汎用ポイントサービス(名称:「Plet’s」)の他、地域共同ポイントサービス、更に単一企業内でのハウスポイント等に応用可能な設計となっており、既に多様な導入事例がある。

(※3) 「iモード」「iアプリ/アイアプリ」はNTTドコモの登録商標です。

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